キッズコムファームとは

「正しい“人”として育つために、大自然の中で体験する。」

私たちの教育観、人間観、子育て観・・・。
教育とは、「教えて育てる」ではなく、
自らの力で育つ「育ち方を教える」もの。

世の中で優秀だと言われる人とは、殆どの場合、論理的思考力と知識力のある人を指しています。確かに知識力や論理的思考力のように、学問といわれるものは生きていく上では非常に大切です。しかし、もっと根本的に幼児期の教育と言う観点から見て、学問よりも大事な事があると考えています。考え方も気持ちも真っ白な人間である幼少期には、正しい価値観や倫理観、道徳観の教育が最も重要だと考えるのです。物理学や化学も、正しい価値観を持った人間が扱えば人類にプラスとなる薬や道具の開発につながりますが、間違った価値観を持っていれば、それは、毒を作り、兵器を作り出すことにつながる大きな危険を孕んでいます。高度な技術や知識を用いた事件が起こるたび、何故その豊かな知識や経験を世のため、人のために使うことを選ばなかったのだろうかと心を痛めます。やはりその人たちの基礎には、「正しい価値観や倫理観」が欠けていたからこそ「間違った正義」をよりどころとしてしまうのでしょう。どんな知識や学問もそれを扱う人間の本質によって、正義にも悪にもなり得るのです。
人として生きる基礎を養う真っ白な子どもたちが先ず身につけるべきは、人として正しい価値観や倫理観、道徳観ではないでしょうか?すべての知識、経験を正しく学習できるだけの基礎能力と価値観、忍耐力や協調性など、人として正しく生きるために大切なことを備えた子どもたちは将来の日本を支える頼もしい人材となるはずです。

昨今、地位やお金、権力のある人、まさに自己の欲するものを手にするアメリカンドリームのような成功を収めた人をヒーロー化する傾向がありますが、それは本来日本人が持っていた価値観とは異なっていると感じます。これまでの歴史の中で日本人が「偉人」として尊敬してきたのは、地位や名誉のために動いてきた人ではなく、社会や人のために役立つことをただひたすら考え、実行してきた人たちです。結果的に富や名声を得た方もいらっしゃいますが、私利私欲からの行動ではなく、すべては世のため人のためを思い、生涯をかけて行動してきたのです。だからこそ、日本人は彼らを偉人として尊敬し、その志に感動をおぼえるのではないでしょうか。自分が自分のためだけに考え、行動するようでは、人には感動も喜びもありません。人が人のために役に立つことをするから世の中は良くなっていくのだと思います。今の日本人は、そういう志や価値観を忘れかけているのではないでしょうか。

見るもの、聞くもの、触れるもの、すべてに興味を持ち、敏感に感じとり、何故?と言う疑問や好奇心を持ち、それに執着して考えようとする能力さえあれば、子どもたちはすべて学習の機会に変えていくものだと考えています。そのためには単純に「五感」の鋭さを磨く必要があるのです。変化を動物的に、本能的に感じる能力は勉強では得ることが出来ません。風の流れ、虫の動き、天候、大地を走って、転んで痛い思いをする…。いろいろな現象に興味と疑問を持ち、経験して体得することにより、物事への好奇心や探究心、執着心、真剣さが育つ。それこそが子どもが自ら考え、行動する意思を作っていくのではないでしょうか。「五感」とは、一見、何もないように見えるところでこそ鍛えられるものです。何もないと思うからこそ、真剣に観察するのです。しかし、都会の街中で目にする遊具やおもちゃ、ゲームは、大人が大人の目で、理屈で考えたもの。それでは、人間が本来持つ「五感」を研ぎ澄ますことは難しいでしょう。ボタンを押せば動く、リセットボタンを押せば何もなかったかのように元に戻る…。生きていく中で、果たして全てが思い通りに行くものでしょうか。現代のおもちゃに比べ、昔のおもちゃは非常にシンプルでした。シンプルであるが故に、子どもたちは、自ら考え、自由に発想し、遊びを広げていったのです。自然の中には作られたおもちゃは何一つもありません。子どもから見れば、見たもの全てがおもちゃなのです。子どもたちは何もないところからでも自分達で遊びを作り出します。与えられた楽しみではなく、楽しみ方を自らで作り出していくことの方が余程価値のあることではないでしょうか。想像力や知恵を絞るということこそ、子どもたちの未来に必要な力だと思うのです。作られたおもちゃや、PCゲームの中では、出来ないものは出来ないと学習してしまいます。しかし、逆に自然の中の、元々自分たちが創造したおもちゃでは、出来なければどうしたら出来るようになるか、と言う発想が自然に湧いてくる環境です。自然の中では、見る力、感じる力、想像する力、発想する力を身につけないと何も感じられませんし、何もありません。五感を研ぎ澄ますことなく育ってきた大人は、論理や理屈の上で全てを考えるがために、自然の中にいても草木や生物、風の流れや香りに見向きもせず、いろんな変化に気づくことなく、ただ寛ぐだけでしょう。

都会は大人が考えてつくった合理的で物理的な「直線」と「曲線」の世界。それに対して自然には、直線と曲線はどこにもなく、複雑な正に自然の「線」で出来上がっています。人工的な直線と曲線の世界で育つ子どもたちは、物事は全て理屈通りに動くと思い込んでしまいます。しかし、それは、本当は間違った経験でしょう。蛇口から水が出て当たり前、電気が点いて当たり前、時間通りに電車が来て当たり前…。物事はこうなる、物事はこうしかならない、それが物事の道理だと捉えられていますが、本来それらは「当たり前」のことではないのです。「物事は思い通りには進まない」これが社会と自然の現実です。しかしそれをいろんな場面で経験してこなかった人たちは、社会に出てからこの現実に直面し、自らその壁を乗り越える術を知らず、パンクしてしまうのです。想定通りに動いて当たり前、という考えが根底に根付いていることにより、今の若者たちは、理不尽なことや自分の思い通りに物事が進まないこと、想定外のことに対してのストレスに耐えきれない現実があります。就職してもすぐに辞めていく若者たち、いじめ、ニート、ひきこもりや自殺、ありえない犯罪などのニュースが日々伝えられています。将来の日本を支える若者たちの現状に、私たちはとてつもない危機感を覚えています。自然の世界では、人間の思い通りにいくことなどひとつもありません。作物を育てようと思っても、雨が降らなければ枯れてしまいます。一生懸命積み上げた石や木も、1度の台風ですべて崩れ去るのです。それを目の当たりにすることで、物事は思い通りには進まないことを知り、自然の力の前で人は無力であることを知り、辛さや悔しさを知り、他人と共働すること、協調性や思いやりが自然に芽生え、発想力や対応力、適応力、強靭な精神力が身につくのではないでしょうか。こういった感覚的能力は五感の育成と密接に関係しており、大自然の中でこそ、その五感が高い次元で育まれるのではないかと考えています。

最近の傾向として、子どもたちに対して、怪我をしないように、失敗しないようにと大人が手を出す場面が多々見受けられます。この行動は目の前の安直な優しさに過ぎません。一見優しいように思えるその行為は、実は子どもの成長を阻害しているのです。子どものときに出会う小さな課題の中で、やるべき失敗や経験があります。痛みを知ることで危険を察知する能力を養い、人を傷つけてはいけないことを知ります。痛い思いをすることで、次は経験しないような動きや考え方を養うことができます。辛さから這い上がる術も身につけることができるのです。いろいろな経験をすることで、楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、腹が立つこと、すべての感情を正しく理解できる基礎ができあがると思うのです。命にかかわるような危険なことでない限り、子どもたちが小さな失敗をするとわかっていてもそれを見守ること、あえて経験させてあげる「勇気」を持つことこそが、子どもたちの生きる力を育むために大人してあげるべき「本当の優しさ」ではないでしょうか。失敗や事故を過剰に否定する現在の風潮の中では、大人がこのような勇気を持つこと自体が失われています。子どもたちが好奇心と探究心を持ち、自ら挑戦していく力を育むとともに、大人たちにも「生きる力」と「育てる勇気」、「育つことを待つ勇気」「子どもが自らで育つまでの我慢」を身につけてほしいと思っています。私たちが考える教育は、今一般的に言われている学問の「教育」とは根本的に違います。

「時代が違う」とお客様から言われることもあります。しかし、私たちはそうは思っていません。これからの未来を背負う子どもたちへの愛情に自負を持っています。今の子どもたちは「生きる力」がなくなって、ありえないような犯罪が発生し、学力は低下しているのが現実です。今や、これまでの社会一般の学問偏重の教育論、行政の教育政策が間違っていたのではないかと自省するべき時なのではないでしょうか。知識優先、理論教育優先、英才教育の意味の誤解など、これまでの教育では、正しい人間観は育たなかったのだと思うのです。生きていくために必要なのは、知識、理論だけではなく知恵や基礎の忍耐力、人との関わりの力、そんな基本的な人間力なのです。正しい人間観や強い意思があれば、自らの命を粗末にするような自殺もしない、知識を詰め込むだけの勉強も、他人を貶めるような行動もしないでしょう。このキッズコムファームでは、命を大事にする限り、命の危機に関わることのない大事故でなければ、必要のある怪我や事故は経験させるつもりです。
ここを訪れる子どもたちへ、自分たちで生きる強い力を持って欲しいと願い、その経験をさせるために、私たちは子どもたちに、危険な事でもきつい事でも辛い事でも悲しい事でも、その経験をさせる勇気をもって、真剣に子どもたちに関わりたいと考えています。子どもたちが未来に向けて正しく育ち、強くなって欲しい、幸せになって欲しいと本気で考えているからです。
私たちの願いに共感していただける保護者の皆さんのご支援とご協力をいただきながら、一緒に大人が勇気を持って取り組んで参りたいと思います。是非、子どもたちを送り出してください。子どもたちに良い経験を!

株式会社キッズ・コム
代表取締役社長 西山 悟

西山 悟

 長崎の小さな島で生まれ、少年時代を大自然に囲まれ過ごした。大学卒業後、広告営業と社長付き業務を経て1989年に独立。民間企業ならではの発想でベビーシッターサービスの「ラビットクラブ」をスタートさせ、都市型保育園「ポポラー」、事業所内託児所「プロペラ」等、全国規模でサービス展開できる体制を整えた。現在は預かるだけの保育の枠を超えて人材を育てる“総合子育てサービス事業”を目指し、五感を育成するプログラムを取り入れた教育と、子育て理念を重視し、経営にも独自の発想をもって事業を展開している。

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